2011年3月1日火曜日

1996年始まったMMORPG、どこまで進化を続けるか?


約15年前にネクソンの『風の王国』から始まったMMORPGが多くのファンに愛されながら発展を続けている。
sgameサイト様より抜粋


初めはお世辞にもすばらしいとは言えないグラフィッククオリティと断片的なストーリーから始まったMMORPGは、近年になってビデオゲームと比べても遜色の無い程のグラフィックを公開し、これまでのオンラインゲームでは無かったような動きやアクション性、斬新なアイデアで深みを増したストーリー性等を強調し進化した姿を見せている。

近年のMMORPG発展の起爆剤となったのはブルーホールスタジオで開発された『TERA』と言える。『TERA』はオンラインゲームでは不可能とされていた「ノンターゲッティングアクション」と「美しいグラフィック」をゲームの大きな特徴として全面に出し、開発初期段階から大きな注目を集めていた。また、主要開発陣は過去NCソフトでMMORPG開発経歴があった為、1段階発展したMMORPGを作りだすのでは?という期待感が大きかった。

その為『TERA』には約4年間の開発期間と400億ウォンに近い製作費が投入され、アンリアルエンジン3を使った派手なグラフィックと優れたアクション性を実現することに成功した。高クオリティのグラフィックとそのアクション性によってサービス初期に発生したサーバーの問題も最適化を通じて安定し、無事に正式サービスを成功させている。

多くの関係者もグラフィックでは『TERA』が当代最高とするほど、他のMMORPGとは差別化された高い水準と完成度を見せている。


『TERA』がグラフィック面で完成形を見せたとするならば、NCソフトの期待作『ブレイドアンドソウル』はアクション性により力を注いでいる。

『TERA』がキャラクターの動きやアクション性を強調したとすれば、『ブレイドアンドソウル』は一定の空間内でキャラクターが繰り広げる事が出来る素早い動きと自由度が強調されたゲームだ。

また、グラフィックを統括するキム・ヒョンテアートディレクターの独特な絵と色感がゲームにそのまま適用され、まるでアニメーションを見るような感じでゲームを楽しむ事が出来る点も大きな特徴だ。シナリオ自体は「師父の仇を探す主人公の冒険」と単純な様に見せるが、NCソフトのこれまでのノウハウと演出力を通じてシナリオが有機的に連結され、目が離せないほどの熱中度の高さとなっている。

『ブレイドアンドソウル』についてのサービス日程等は確定していないが、4月から5月にかけて最初のテストが実施される計画であることが発表されている。

『リネージュ』『風の王国』の開発者として知られるソン・ジェギョン代表が開発する『Arche Age』はMMORPGの新たな可能性と限界に挑戦したタイトルだ。

ゲーム内でありながらリアルタイムで木を切り家を作ったり、船に乗り海へ出て新たな大陸を発見する等、既存のMMORPGでも考えられてはいたが実際に実現することができなかった事を実現するという作業を進行している。また、今後はリアルタイムで作り破壊する事が出来る攻城戦、独特で多彩な職業構成、ユーザーの行動による世界の変化等といったコンテンツが導入される予定だ。

ソン・ジェギョン代表は過去のインタビューで“『Arche Age』はなじみ深いMMORPGの楽しさに忠実でありながらも新たな挑戦を試みているタイトル。既存のMMORPGでは試みることができなかった物を導入し、新たな面白さを追求して行きたい”と語っている。

ソン・ジェギョン代表はゲームのクオリティを高める為、シナリオには有名ファンタジー小説家のチョン・ミンヒ氏と作業を進めており、また、ゲーム音楽監督で実力派ミュージシャンのユン・サン氏とシンヘチョル氏と手を取るなど「最強のドリームチーム」を構成している。

現在『Arche Age』は2度のテストを通じてゲームの基本的な方向性と意図をユーザーに伝えており、4月頃には「基本に忠実なMMORPG」を見せる為のテストを実施する方針だ。過去には独自のコンテンツによってゲームが難しいというイメージがあったと判断し、今後のテストでは簡単に誰でもプレイできるゲーム性をアピールして行く予定だ。

あるゲーム専門家は“2011年期待を集めている『TERA』『ブレイドアンドソウル』『Arche Age』が今後オンラインゲームの発展に大きな影響を及ぼすと見られる。この3つのタイトルはグラフィック・アクション・ゲーム性において1段階発展した姿を見せているだけに、今後のMMORPGが表現できる新たな可能性の扉を開けるのではないかと思う”と評価した。

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